終活 こんにちは母さん 

ひさしぶりに平日に映画を観た。

吉永小百合 大泉洋主演の「こんにちは母さん」

 

これは 母からのリクエスト。

いつもは 私が あれを見よう、これを見よう、とチョイスして

母を誘うのだが。

めずらしく母の方から見たい、とリクエストされたので。

早い時間にゆっくりと見たかったので

平日(料金が安い日)に有給を取って見に行った。

 

思ったよりも人が入っていてビックリ。

年齢的に60~70代がほとんどで

オバサマ軍団お姉さま方がたくさんいて

今まで感じたことのない雰囲気の館内だった。

 

感想は一言で言うなら「2時間ドラマ的なアットホームな映画」

私にとっては可もなく不可もなく、って感じで。

母が見たいと言わなければ 見ないだろうな、と思った(ごめんなさい)

 

そして、、私、その週は仕事で急な出張があったりして

すごく疲れを引きずっていたらしく、、、

あろうことか 最後の20分ぐらい、寝てしまっていた(´ー`)

一番大事な所なのよっ!

今まで色んな事があって「これ、どうやって終わるのかしら。。。?」の

どうなったか、って所。

 

ハッとして 目が覚めた時に ちょうどエンディング。

なんだか全部丸く収まった感じのラスト。

マジで、映画館で寝た事なんてないから

自分の中で ありえないとショックだったし(´ー`)

 

母が「どうなることかと思ったけど 最後なんだかほんわかしたね~」

みたいな、事言ってたので

なんとなく合わせて だよね~ 的なふわっとした返事をしていたw

 

家に帰ってからすぐに映画ネタバレしてるブログを見つけて

あぁ、そうなったのか、なるほど、と

眠っていたであろう空白の時間の映画の内容を知ることができた。

そんな時ネタバレはすごく助かる。。。。。

 

母ももう80歳(あ、まだ79歳だけど)

ここ数年は母が楽しく暮らせるようにサポートをしている(つもり)

それが 母に対する 感謝 的な気持ちというか。

家をコツコツDIYでプチリフォームしてるのもそうだし

(その様子は過去日記→キッチンリフォーム )

今の生活を ちょっとだけ過ごしやすくする事を考えて

色んなものを買ったりしている。

今年買ったのは ソファーとスポットクーラー。

この二つは事前に母に言うと 絶対「要らない」「必要ない」

と 言われるのがわかっていたので

買って 実家に配達してもらって

荷物が届くから受け取りお願い とだけ伝えていた。

(有無を言わさず置く作戦w)

実際モノが届いて 設置すると

「あら~ あると違うわね、、、」 と どちらも喜んでもらえた。

多分、お金を使わせるのが申し訳ない、と思ってるのかも。

でも 私としては 母が病気にならず、通院もせず

元気でいてくれるだけで 娘孝行だと本当に思っているので。

友達や知人から話を聞くと親が通院していたり、痴呆だったり、

通院せずに元気でいる人の方が少ない。

血圧が、、糖尿病で、、白内障で、、と

さまざまな症状で通院している人がほとんどだもの。

 

母は実家で一人ぐらいをしているんだけど

庭いじりをしたりして

その暮らしもすごく楽しんでいるので

それもとてもありがたい。

他の人から見ると 一人暮らしで寂しそう と思われるんだけど

1人だろうが 2人だろうが 5人だろうが

その生活が充実していて快適なら 淋しいと思わないと私は思うんだけど。。。

現に私は子供も居ないし、ずっと旦那さんと二人暮らしだけど

(借金はあるし貧乏だけど)楽しく暮らせてる。

仕事で嫌なことがあっても

家でリセットできる。

リセットできてる、って事は

家にいる時間が充実してるからなんだろうな、と思う。

 

今 母が突然亡くなっても

後悔はない と言い切れる。

 

突然倒れたとしたら突然延命治療はしない(母もそれを望んでいる)

ボケた時は私が面倒みるけど同居はしない。

あと通帳や保険証の印鑑の場所、カードの暗証番号も教えてもらっている。

母は自分が死んだらこの浴衣を着せて欲しい、とお気に入りのものを取ってある。

そんな事を日常的に思いついた時に話をする。

 

それが 母の終活 なのかもしれない。

母は私に 後はよろしくね てな感じで伝えて来るので

はいはい、任せておいて と

私は頼もしく返事をするけど。

いつなにがどうなるかはわからない。

もしかしたら明日には地球滅亡してるかもしれないし。

 

 

 

 

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