Go Go Heavenの勇気

 

一瞬のうちに、すべてが不可能になるのなら、

一瞬のうちに、すべてが可能にもなるだろう。

     GoGo Heavenの勇気 銀色夏夫

 

掃除をしていたら 奥底からみつかった本

「GoGo Heavenの勇気 by銀色夏夫」

20歳の頃読んで。

「あー、、、青春だ。。。」と 焦がれた。

 

小説とかエッセイとかではなく

詩集、とも違う

10代の多感な時期の

会話とかつぶやき。

ダラダラすごしてるようで

すごくキラキラしていて。

キュンとするとも違って。

何と言うか

この人たちの一人になりない、と

漠然と 強く憧れた。

 

あれから30年。

 

 

読んでみた。

覚えてる。

ほとんど覚えてる。

それぐらい何度も読んでたし。

文字は30年前のそのまま。

それは当たり前なんだけど笑

でも

読む側には

確実に30年の月日が流れている訳で。

色んな経験をして

色んな事を感じて

中身も外見も(良くも悪くも)

大人になっている訳で。(劣化とも言うが笑)

それでも

この本を読んでいる時の気持ちは

30年前と変わってなくて。

それが不思議というか

懐かしいというか。

「どんなに時が経っても一瞬で20歳に戻れる不思議」を感じた。

 

 

それって、多分

電子書籍ではない 本の魅力だと思う。

本もこんなにボロボロだし

この紙質、

めくる感覚

改めて 本の良さを知りました。

 

20歳の頃

私 ギラギラしてたなぁ。。。

高校卒業して

田舎から東京に出て。

何もかも新鮮だった。

最初の数カ月は毎日辛かった。

学生から社会人になって

職場でのイジメや

朝の満員電車。

誰も頼る人も居なくて。

朝起きると吐き気がした。

同級生の友達に会うと

友達は会社や同僚、先輩に恵まれていて

楽しそうに東京生活を楽しんでいた。

「なんで自分だけこんな嫌な目にあうんだろう」

どこを見ても 誰を見ても楽しそう。

こんなはずじゃなかった。

 

 

多分その頃からだと思う

楽しそうにしている人に

私の辛い話を聞いてもらうのは切ない、

だから 辛い事を 辛い事、と表現せずに

この辛い事をいかに楽しく表現できるか、と考えるようになった。

「大丈夫?」と心配してもらっても

何の解決にもならなくって逆に辛くなる。

「今日はどんなことあったの?」と

聞くのが楽しい出来事にした方が

誰にとってもマイナスな気持ちにならないな、と思った。

 

例えば 同じ職場の人から無視されつづけていて。

そんな事を誰かに伝える時に

「もしかして私透明人間なのかも!

誰からも話しかけられないしっヾ(≧▽≦)ノ」

倉庫に閉じ込められたときの話は

「倉庫におやつこっそり隠しておけばよかったー。あと昼寝用の布団を置いておくとか良くない?」

そんな感じで やられたらそれを楽しく伝えていた。

そして 今日は〇〇事件が勃発したんだよ!と

いじめられた事がネタになったというか、、、。

 

 

 

高校を卒業してすぐは

寮生活だったので

夕飯は食堂で食べる。

私が一人でご飯を食べている時

大嫌いな先輩同士がやってきて

私のすぐ後ろでご飯を食べ始めた。

ずっと話をしながら食堂に入って来たので

先に私が食堂に居る事に気づかなかったみたい。

そして 私の発言や行動、失敗談を

私のすぐ後ろの席に座って

かなりバカにした口調で大声で話し笑っていた。

 

私が居る事を知らずにいるんだな、と

聞いている私の方が都合悪かった。

すぐに立ち上がろうと思ったけど

食事もほぼ食べてなかったので

黙ってやりすごそう、と。

 

 

自分の行動、言葉は

悪意あるとらえ方をすると

こんなにヒドイ表現されるんだな、と唖然とした。

私は「先輩たちがずっと私に気づかずに食堂を出てくれればいいな」

と 思っていた。

その時に私の同期が食堂にやってきて

私を見つけて私の隣に座った。

私に話しかけて来たけど 

その子に「シー☝」と指で合図。

 

すぐ後ろの先輩方が大声で私の話をしてる。

同期が小声で「もしかしてつくねの事話してるんじゃない?」

「だからあまり私がいるの気づかれたくない」

 

私がコケにされて笑いものにされてる様子に

同期の方が涙目になっていた。

 

とにかく気づかれる方がめんどくさい。

 

食事が終わって先輩たちが先に立ち上がって

食堂を出る時に 

すぐ側に私が居たのに気づいて

「ヤベっ、あれ、つくねじゃね?」と声色が変わった。

小声で「いつから居た。。。。?」

そう言いながら 逃げるように食堂を出て行った。

出て行った先輩たちを見て

同期が「よくあんなのと一緒に仕事してるよね。。あれイジメじゃん?」

 

 

嫌な事をスルーするのは

逃げてる、と言われるかもしれないけど

私が嫌いな人の言動で

自分の心が汚されるのがたまらなくイヤなだけだ。

スルーできるのは強さ だと思ってるから。

だから やられてもやり返すことはないし

元々嫌いな人なので 

それ以上嫌いになる事はない(それぐらい嫌いだからw)

でもやられた事は忘れない。

根に持つのとは違って、もっとプラスのワパーにする。

辛い事、悔しい事のマイナスパワーは

増幅させるのではなく

肥やしにして自分の糧にする、と言うイメージ。

それは私が いい人 だからではなくて

嫌な人、くだらない人と同じ場所に立ちたくないから。

 

だから 先輩方にも

次の日職場でいつもと同じように

「おはようございます!(*´∇`*)」と

何事もなかったようにしてやり過ごした。

やりすごしても先輩たちからは当たり前に

「やっぱりアイツあほぅだから感覚おかしい」となるんだけど

そこは気にしてもしょうがない笑

 

「どんなにヒドイ事されても平気でいる自分すごくない?」

「私はお前らとは人間ステージが違うのだよ」

そんな感じでずっと20代をすごした。

私の復讐は「私自信がキラキラすること」で。

辛い事があった分

その分だけ幸せになる権利がある、と思って今も生きておりますが。

あれ、またしても支離滅裂で

私の昔話自慢されても退屈だろうけど(すみません、つい長文で;;)

 

GoGo Heavenの勇気 を読んで

20代の頃の気持ちがグワっと蘇ってきて

「いろんな事あったな、、、」と

思い出に浸ってしまった。。。。

 

やみくもにBIGになってやる~ と

何がやりたいのか 

特に夢なんてなかったのに

勢いがあって。

あっちこっちぶつかって 

角が取れて丸くなるのではなく

1人で傷ついていたような気がする笑

20歳の私が 今の私を見てどう思うんだろう。

がっかりするのかな。。。

うん、何にもなれずに ただおデブになってる私を

「痛いババアになっててガッカリだよ(;´Д`)」

って 思ってるはずだな。。。(´・ω・`)

 

って、事で、まずは外見だけでも磨かなくちゃ!と

また懲りもせずダイエットを始めよう!と

人生MAX体重、たぷたぷの下っ腹を見て 決意しました。

 

今日の日記を一言で言うと

GoGO Heavenの勇気を読んで

懐かしさにふけってダイエットを決意。

あの頃の気持ちは永遠。

ダイエットも永遠 って事かしら。。。←おい

 

でも今でもグっとくるこの言葉

 

一瞬のうちに、すべてが不可能になるのなら、

一瞬のうちに、すべてが可能にもなるだろう。

 

諦めるな。

諦めたら可能も不可能になる。

 

 

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