手間がかかる、が、ありがたい事だと知る
普段何気に目にしてる事や
普段何気に耳にしてる事、
普段当たり前に食べてるもの。
それが 誰かの手間で その形になってるって事で。
手間=めんどくさ と 思ってた。
手間って「時間」や「労力」の事でしょ?
最近 時短 とか ミニマム とか。
小さく、短く、手間を省いて、簡単に、
そんなご時世。
仕事でも最近本社とはWEB会議。
わざわざ交通費かけて行かなくても
離れている場所同士でも
リアルタイムで繋がる事ができる。
昔は東京まで新幹線(在来線乗り換えで)4~5時間ぐらいかかったの
今では2.5時間。(⇒この日の日記)
すごいなぁ。。。
時代と共に
色んな事を時短。
それによって
時間が濃縮されて。
ヒトは時短で時間を作り出してきたんだ。
そう思ったら 考え深いものが。。。
昨日、わらび を もらった。
私、山菜(わらび、ふき、とか)は
水煮とか、食べられる状態でしかもらったことがなかった。
今回は「朝採ってきたわらび」
。。。たしか、、灰汁(アク)抜きが必要なんだよね、、、?
重曹だよね。
そう思って重曹を買ってきた。
そしてネットで調べて灰汁抜きを。
メッチャくちゃ
時間かかるじゃんーー!!( ゚Д゚)
ビックリした。
ただ茹でればいいんだと思ってたけど。
違った。
沸騰したお湯に重曹を入れて10分ぐらいおいて。
少しお湯が冷めたらそれにわらびを浸ける。
4時間とか5時間とか( ゚Д゚)
さらに水にさらす。
4時間とか5時間とか( ゚Д゚)
夜仕込んだから朝味見してみる。
エグい。。。。(;´Д`)
灰汁抜き失敗。。。。。(ノд・。)
どうしようかな、、、
悩んで、
重曹少な目で
失敗したわらびを再度灰汁抜き。
、、って事で
たんまり手間暇かけました(*´∇`*)
大きい鍋がないから大変だった。。。
しかも、この日、
(まさか、わらびがやってくるなんて思ってなくて)
蒸し大豆の在庫がなかったので(蒸し大豆は⇒この日記)
大豆も仕込んでいたので(朝水に浸けておいたの)
夕方のキッチンは 大量のわらび と
浸けておいた大豆で大渋滞。。。。
でも今回の蒸し大豆は
長い時間浸けておいて
ゆっく~り蒸したので
メチャクチャほっくほくで甘くて
すごーーく美味しい!!(*´∇`*)
そして
普通の人の倍(失敗したので)時間をかけて
灰汁抜きしたわらびも
触感も抜群で いい粘りもあって
すご~~くおいしかった~(*´∇`*)
おいしい わらびってお刺身で食べると抜群です♪
お刺身というと「え?」、と思われるかも。
シンプルにわさび醤油、って事なんだけど。
岩手県の西和賀は わらびが有名なの。
以前 西和賀わらびを食べた時に
すっごく衝撃だった。。。
わらびって、山菜そば とか 山菜おこわ に入ってる
おまけ、というか そんなに主張する食材ではないと思ってたんだけど。
今まで食べた事がないおいしさだったの。
「え?ワラビってこんなに美味しいんだ。。。」とビックリ。
今が旬です。
興味がある方はわらび園ありますよ^^ ⇒西和賀わらび園
あ、脱線しましたが。。
年々、年を追うごとに
時間をかける事が楽しいと言うか
その食材が愛おしいというか。
手間をかけるから美味しいし
手間がかかるから美味しいんだな、と
手間をかけてみて その有難さを感じた。
それを今までの私は
いいとこ取りで
その手間をしらずに
手間なしで、あたりまえにあるものとして
あ、わらび、今旬だもんね、と目にして
少しお値段高いと
山から(タダでも)採って来れるのに高い、、(-.-)
なんて思ってたり。
旬をいただく と言う事は とても贅沢で。
その贅沢のために
手間をかける事は幸せな事なんだな、と思った。
以前母が「どうしてもわらびが食べたくて
生のわらび買ってきちゃったけど
灰汁抜きがちょっと微妙かも、、、」
と 持ってきてくれたことがあった。
確かにちょっとエグさが残ってて
なんだか微妙、、、と 思ってしまったけど。
柔らかさとか灰汁抜きが案外難しくて。
時間かけても失敗したり、
自分がやってみて 「普通においしく食べられること」は
当たり前じゃなくて
誰かが手間をかけておいしくしてるんだな、、と実感。
アクって植物が自分を守るためのものなんでしょ?
だから自然の中にある山菜の方が(栽培よりも)アクが強いと聞いたことがある。
アクが強いと強いだけ
必死に自分を守っている気高い植物って感じがして
愛しさが増したり←でもアク抜いて食べるけど
「あなた(わらび君)の防御に徹している心(アク)
私が解放してあげるわ~~( ̄▽+ ̄)」
ぐらいの気持ちで ニマニマして食べておりました。