やませ と いう名の 天然クーラ
山の方は晴れてるのに
海方向へ車を走らせると
ぐんぐん気温が低くなる。
やませ(山背)という現象。
海から陸に向かって吹いてくる冷たい風、と 小さいころ聞いていた。
冷たい風が
霧のように吹いてくる。
今まで私、その霧の方角に住んでいて
その辺りで仕事をしていたので
「霧が出て来たな。。」ぐらいにしか感じてなかった。
今働いている場所は山の方。
仕事から帰る時は晴れていて。
家に近づいてくると
海側からやませが来てるのが メッチャわかるwww
海側から黒い雲が、、、
そして進んでいくと霧(やませ)の中
ちなみ、、
私 やませ を やまへ だと思っていて。
訛っているから やまへ に 聞こえる。
背中を へなか と 言ってる感じ。
だから 山屁やまへ だと思っていた。
海側には 缶詰工場やいろんな加工場が多くて。
その 海側のなんとも言えない匂いが
やませにのって流れて来る。
学校で 窓を開けながら授業をしていて。
「ん、、、?なんだか匂う。。。」
と 思うと
先生が
「やまへだっ!早く窓閉めろー!」
慌てて開いている窓を閉める。
そんな事がたまにあった。
だから やまへ=山の屁(くさい) だと ずっと思ってた。
ある日
「やまへって何で山なのかな。
海からきてるのに
海屁じゃないのは何でだろうねー。
山屁って誰が考えたんだろ?」
と 言ったら メチャクチャ笑われた。
そもそも やまへ じゃなくて やませ(山背)だし。
しかも 屁 じゃないし。
すっごく恥ずかしかったなぁ・・・
だから大人になった今でも
この時期冷たい風が吹いてくると
心の中で「あ、山屁、、、」と思ってしまう。
でも昔に比べて加工場からの匂いが全然しなくなったなぁ。。。
時にはすごく幻想的なやませ