ずっと放置していた実家の相続登記を自分でやってみた
父が亡くなってから30年以上経っている。
でも実家の土地家屋は父の名義のまま。
いつかはどうにかしなくちゃ、と思いつつも
登記 とか 相続 とか
普段あまり関わり合いの無い言葉に
ちょっと尻込みというか、
めんどくさいと感じていて。
でも母も80歳を過ぎているし
終活、ではないのだけど
先の事をどうしたいか、を
ちゃんと話し合っておいた方がいいかな、と思った。
弟、姉は県外で暮らしているので
実家の事、母の事は私が一番携わっている感じ。
登記に関しては
2024年4月から相続登記が義務化されたのは
ニュースやネットで知ってはいた。
だから亡くなった父のままの名義を
誰かに変更しなくちゃ、と気にしていたんだけど。
母にそれとなく相談しても
「私が〇んだら子供たちで話し合って好きにしてー」
って感じ。
母にしたら面倒な事なのだろうし
正直 どうでもいい って感じだったんだと思う笑
将来的に母がどうしたいか聞いても
特に意見はないようだし。
姉弟に聞いてても
「実家はつくねが見てくれてるからつくねの好きにしていいよ」
と言われた。
丸投げされているという感じではなくて
私が母親の面倒を見てるから
実家は私に、という感じだった。
私の意見としては
私には子供が居ないし、
姉か弟どちらかが
100%相続した方がいいのかな、と思ってたんだけど。
母の本心としては
長男である弟に相続してほしいのかもしれないと思っていたし、
そばで面倒を見てる私に遠慮していいにくいのかも、、。
今、実家には母が住んでいるし
母が相続した方がいいのかな、と思ったりで
どうしたいのか、どうすればいいのか悩んでいた。
30年前父が亡くなった時は
土地家屋は長男の名義にした方がいい、と
父親の兄弟姉妹が相談していたらしい。
でもその時弟は20歳前半で
母だってまだ40代後半、
それを父親の親族にこうしろあーしろと言われて
はいそうですか、と事を進めたくなかったらしく
そのまま今まで放置してきたみたい。
父の親族はゴリゴリの男尊女卑の世代だし、
嫁は立場的に下に見られていたので
誰一人として配偶者の母の名義にしよう、
なんて人はいなかった。
相続登記早めにしないと。
どうせなら失業中で時間がある今がチャンス♪
以前から気になっていた相続登記、
本腰を入れてやってみようとようやくエンジンがかかった。
最近の検索って
すごく検索しにくい。
以前だったら色んな情報がざっと出てきたんだけど
今はAIがしゃしゃり出てくるからしっくりこない。
全くのド素人が自分で相続登記の手続きができるか知りたい。
法務局にはその情報が載っているんだけど
私あほぉなので マジでピンとこないというか。
だから 自分で相続登記した人のブログを見たいと思っても
noteで書いてる人は大事な所は有料だし
わかる人が書いてると
すっごく簡単に書いてるからチンプンカンプンだし。
でも、結局AIに聞いたら
すごくわかりやすかった!笑
相続登記に必要な書類
それでOKだったしwww
あとは気になった事を質問してくと
AIはサクサク答えてくれた。
それにとても親切。
でも私は、AIは便利だけど
なんかさ、違うんだよなぁ。。。。
検索だと「自分で情報を取りにいく」
だけどAIは「必要な情報をくれる」
探す楽しさとか 回り道がないから
脳のシナプスが増えない感覚というか。
楽だしタイパ良いんだけど。
便利なんだから黙って使ってればいいのに
あーでもないこーでもないって
昭和世代ってうざいわよね。。。。←自分の事です
相続登記は、考えるのが面倒なので
最初母にしようと思っていたの。
でも色々と調べたら
母も高齢だしあと数年して母がなくなったら
母から子供(私たち)に名義変更が必要になってくる。
うちの場合は土地家屋合わせてもそんなに高額ではないので
相続税がかかるような財産(3,000万)はないし。
多分、田舎の一般のご家庭で
相続税かかるぐらい資産持ってる人って
そんなに多くないのでは。。。?
そう思うのはうちが貧乏だから?w
本来なら父が亡くなった時に母にしておけばよかったんだけど。
でもあれから30年以上経って
最初姉弟と相談したんだけど
県外に住んでいて家族が居る訳だし、
実家のに将来的に戻ってくる予定もない。
でも実家が無くなるのはさみしい、と言う感じ。
結局、今後の事を考えて
私が相続した方が色んな手続きがスムーズだという事、
今まで実家の固定資産税は母が支払っていたけど
母から私に相続登記すると、母の負担が軽くなる事、
そんな理由で100%私が相続する事になりました。
それに土地家屋の評価額を見たら
思ったより安かったの。
財産独り占めみたいで100%私が全部相続って
気が引けると思ったんだけど、
予想以上に評価額が低かったので罪悪感がないw
とりあえず、そうと決まれば手続きを進められる。
必要な書類を集めた。
多分、この作業が一番大変なんだろうな、と。
私は実家とさほぼ離れていない隣町に住んでるから
色んな書類を取るのは距離的に楽だったけど
これが 遠方に住んでる親とかになると
本当に大変だと思う。
必要なのはこれら。
〇自分の戸籍謄本と住民票 住民課
これ、一番最初に取っておくといいです。
父の書類を取りに行くときも父との関係性がわかる書類になるので。
自分の戸籍謄本とマイナンバーカードはセットでいつも持ち歩いてました。
〇亡くなった人の戸籍一式(出生から亡くなるまで)住民課
私の場合は父
これは役所で相続登記に必要なので、と説明すると
必要なものを準備してもらえた。
〇除籍証明書 住民課
除籍証明書、も窓口で相続登記に必要なものが欲しい、と
説明すると準備してもらた。
私の場合は30年以上も前だったけど説明したら
改製原戸籍と改製原戸籍の附票を出してもらった。
かいていげんこせき、これ、初めて耳にした言葉だったし
附票は手書きだったので時代を感じた。。。
しかも附票が2000円以上もしたのでビックリしたw
必要かどうかは謎ですが、
とにかく私、一度に済ませたかったので
「〇〇も付けますか?」聞かれたたけど
それが何なのかわからないので「はい。お願いします」
と、答えたから。
とりあえず(使わなかったとしても)用意しておこう、とw
〇相続人の戸籍謄本と印鑑証明 住民課
相続する権利がある人全員の分。
うちの場合は 母、姉、私、弟の戸籍謄本と印鑑証明
早めに連絡して取っておくようにお願いしておきました。
仕事してるとなかなか役所に行く時間が作れないだろうし。
〇相続する人の住民票 住民課
私が相続することになったので私の住民票
〇土地家屋の評価証明書 税務課
その土地がある役所
私の場合は実家がある町の役所。
この時も私の戸籍謄本とマイナンバーカート提示。
あと、父が亡くなった証拠も必要だった。
色んな書類を常に持ち歩いていたからよかった。。。
ちなみに、私3月に相続の手続き準備を始めたんだけど、
4月から新年度で、
年度が変わったら新しい年度の評価証明書が必要、と言われて
再度取りに行きました。
申請する時は「4月からは新年度」という事を覚えておいた方がいいかも。
必要なのは以上です。
住民票はコンビニ、戸籍謄本も本籍以外でも取れることもあるんだけど
結局役所に行かなくちゃ用意できない事もあるので
めんどくさがらずに出向いた方が楽だと思います。
出向いて取りに行く書類は上記ぐらいかな。
あとは自分で作成する書類
〇 遺産分割協議書 法務局に提出
これは自分で作成。
法務局のHPで分かりやすい資料があります
雛型もあるし、ネットで検索すると色々あります。
決まった書式はないので自分の好きな書式でOKです。
うちの実家の場合調べてみたら
土地の番地が2つあって。
今まで1-1 だと思ってたのが
1-1と1-2 と別れていた。
あと家屋部分も 昭和時代、家を建てて数年後に
増築した部分が未登記のままで。
それは前年度の固定資産税の明細書を母からもらった時に
なんだこれ?と謎だったんだけど。
二人で考えて「あ!私が小さいころに1部屋増築した箇所だ!」
と、気づいた。
これ、登記しておかないといけないんだけど、
今回は未登記のまま私が相続する、という事にした。
今は困ってないけど、近い将来ちょっとお金をためてから
土地家屋調査士に依頼して登記してもらう方向で。
母はずっと固定資産税を払っていたので
知っていたらしんだけど、「何?この未登記って」
ぐらいにしか思ってなかったみたい。
未登記の部分でも固定資産税払ってるからいいか、
と、程度に気にしてなかった模様。
なので遺産分割協議書で記入するのは
土地1 所在 番地 地目 面積
土地2 所在 番地 地目 面積
建物1 所在 家屋番号 種類 構造 床面積
建物2 所在 家屋番号 種類 構造 床面積
(本建物は未登記であるが今回の相続により〇〇が相続する)
と、記載。
この記入にもすっごく悩んだのよ。
所在は住所、番地も地目面積とかはそのまま記載できるんだけど。
建物の種類にどう書いていいのかわかんなくて。
最初の情報だと固定資産税の明細書に記載されてる、との事だったんだけど
何だか違うな、、、と。
役所からの土地家屋評価証明書を見て
そっちを参考にして記入してたんだけど
更にちょっと違う気がする、、、と。
些細な事なんだけど、
家屋の種類が専用住宅なのか居宅なのか、
構造の記載も微妙に違っていて。
一文字も間違えちゃダメ、っていう意識から
何をどう記載していいのかわからなくなって。
でも色々検索して、登記情報提供サービスに辿りつきました。
下の方にリンク貼ってあります。
その通りに記入すればOK。
さらに、うちの場合は増築分は未登記なので
登記情報提供サービスの記載には載っていない。
だから余計に頭の整理をするのに時間がかかりました。
要するに、登記情報提供サービスでダウンロードしたものを参考に
記入すれば間違いない、って事で。
未登記って昭和40年あたりだと稀にあったらしいので
最近の建物はないだろうし。。。。
記入すべき所を記入したら
相続人全員の署名捺印(そして戸籍謄本と印鑑証明を添付)
相続人全員から戸籍謄本と印鑑証明を取ってきてもらう、
そして署名捺印してもらう、って事も大変かも。
手間だし、間違えたらまた全員から記入してもらわなくちゃだし。
なので、私は間違えても大丈夫なように
あらかじめ数枚多めに渡して全部に記入してもらいましたw
一番最初に母から記入してもらった。
なかなか文字を書く機会も減って来てるし
目も悪くなってるのでね。。。
間違えても予備出せるし。
姉も弟も他県なので、郵送でのやりとりになるので
これが一番時間がかかったかも。
〇 所有権移転申請書 法務局に提出用
申請用紙は
法務局のHP→不動産登記申請書→不動産登記の様式について
からダウンロードできます。
下記にリンク貼っておきますが、
私の場合どれをダウンロードするのも意味がわからなくて
ひとつひとつ検索かけて
自分がどの申請書を提出すべきなのか数日悩んだ。
↓ ↓ ↓ ↓ リンク先に行って
2-1 所有権の移転 相続 の、
私の場合は(相続・遺産分割)をダウンロード
ちなみに(相続・法定相続)は遺言書がある人の書式です。
PDFとword 2パターンあります。
ダウンロード→所有権移転登記
記入したら 登録免許税(金額分の印紙)が必要です。
私、最後の最後で数万円の印紙が必要、って事を知って。
改めて「自分で頑張って申請してよかった。。。」と思った。
だってプロに頼むと全部やってくれるけどその分お金かかるじゃん。
その分だけでも節約できてよかった。
〇相続関係説明図 法務局提出
これも法務局の見本か、ネットで雛型があるので
好きなものをチョイスして作成。
〇登記情報
これは提出書類じゃないのですが
登記申請書や遺産分割協議書を入力するのに必要な情報が記載されているので
これがあるとスムーズに入力できます
ネットで申請ダウンロードできます※有料、カード決済
うちにはプリンターがないので
コンビニでプリントしました。
私コンビニのプリンター使ったの初めて。
最初キョドってたのですが、だんだん慣れてきて。
コンビニの場所でもコピー用紙が違ったり
混んでいてかなり待ったり、と
コンビニコピー機の大切さを実感しました。
今までは会社でプリントアウトできたからなぁ。。。
誤字脱字があって何度もコンビニに行きました。
そして団地近くのコンビニはいつもコピー機が混んでいる、と学習して、
民家が少ないコンビニに。
遺産分割協議書も全員から署名捺印してもらって
各自必要書類も揃った。
再度間違いがないかチェックして、、、
ここまでくればあとは提出するだけ。
その土地を管轄している法務局に持参、もしくは郵送。
法務局によっては予約制の所もあるらしいので
自分の管轄の法務局をチェック、問い合わせしてみてください。
私はレターパックプラスで郵送しました。
郵送したもの
〇父の改製原戸籍と附票
〇登記申請書(印紙金額分貼り付け)
〇遺産分割協議書(母、姉、弟、私の署名捺印、それぞれの戸籍謄本と印鑑証明)
〇相続関係説明図
〇私の住民票
以上です。
出来上がった中身を見ると
「あ。思ったより簡単にできた♪」と思ったw
長々と説明してますが、
理解すると 思ったより簡単かも、と思ったの。
一度で申請がOKにはならないだろう、と思って
スマホに法務局の電話番号も登録して
いつでも対応できるようにしておいた。
10日ぐらいしてから
書類の不備で電話がきた。
それは土地家屋の評価額が3月のものだったので
新年度のものが欲しい、と。
新年度になって土地家屋の評価額が違ってたら
記入しなおして、印紙の金額も違うかもしれない、、
と、ドキドキしたのですが
前年度と評価額が同じだったので
書類の差し替えだけで済みました。
それから1週間後、今度は印紙の金額が不足してる、との事で
また法務局に出向いて印紙を追加購入。
その時に 30分ぐらい待っていてくれたら
相続登記完了します、と言われたので待って。
そして無事完了。
法務局は比較的空いていたので
思ったより丁寧に対応してもらえました^^
私が行った時、相続登記の手続きらしいご夫婦がいて
埼玉から来て、木更津の役所でこう言われて、、、と
県をまたいで手続きしてる様子、、、、。
でも出直しみたいな雰囲気で「埼玉から来てるんですよー!」
と、ちょっと切れ気味、お疲れモードで訴えてました。。。
でも職員さんには どうすることもできす、、、
何だかどっちやりきれないな、、と同情しました。
相続登記をして
すごく勉強になったし、
日本の憲法は「血」が大事なんだな、、と初めて思った。
だって、子供がいない場合は
配偶者(旦那さんが亡くなった場合奥さん)が全部、ではなくて
(旦那さんの)親、もしくは兄弟になる訳じゃない?
結局、姻族(結婚して家族になった)は血の繋がりがないものね。。。
私、それ知らなくって。
だから、今回相続した実家の土地家屋の事も
(私には子供が居ないから)ちゃんと遺言書を残さなくちゃな、と思った。
姉や弟にはそれぞれ子供がいるから
その時の状況によって
一番いい方法で遺せるように配慮しなくちゃな、と。
